努力しただけ弱っていく
夫婦仲は努力で改善出来ると思っていた私。
夫がアスペルガー症候群とは思わず、いつか変わってくれる、愛してくれる、良い夫婦になれると思っていた時期もありました。
助けを求めて結婚カウンセラーの元を訪れ、アドバイスをもらうこともありました。
「どんな些細なことでもいいから、相手の良いところを一日一つ誉め合いましょう。」というもの。
早速、夫がリラックスしている時に「これから二人がうまくいく為にも、お互いの良いところを誉め合わない?」と持ちかけました。
すると「はァ?お前に誉めるところなんてねぇし。」と吐き捨てる様に言われました。
あまりの言葉に頭が真っ白になって、言葉も出ませんでした。
後の離婚裁判でもこの時の発言が争点になりましたが、夫は「喧嘩を売られたから買っただけ。」との言い分でした。
夫婦関係を良くしたいといった行動をどうして「喧嘩を売られた」と取ったのかは裁判が進んでも不明なままでした。
カサンドラ症候群の人はみなそうではないかと思うのですが、努力すればする程、比例して強く打ちのめされてしまうものです。
私は再三打ちのめされて重度のうつ病になり離婚裁判も充分には戦えませんでした。
それをいいことに夫は嘘を並べ立て、友人に虚偽の上申書を作らせるなどやりたい放題でした。
これはアスペルガー症候群の影響と元々の性格、両方の影響があったと思います。
アスペルガーの方でも良心のおありになる方はもちろんいます。
残念ながら夫は親から溺愛されて育っており、人生に「反省」という二文字が欠落していたのが事実でした。